北海道のHIV・エイズの現状北海道のHIV・エイズの現状

厚生労働省のエイズ動向委員会の報告によると、平成22年(2010年)末の北海道のHIV感染者の累計は157人、エイズ患者の累計は105人で合計262人となっています。

 

平成22年、新たにHIVに感染した人は16人で新規にエイズを発症したのは5人。合わせて21人となり、過去最多だった平成21年の34人に比べると減少しています。しかし、HIVの検査に行く人の数も、平成21年に比べて千件以上減っていますので、単に感染が発見される機会が減っただけでHIV感染自体が減っているとはいえないかもしれません。

北海道では平成17年(2005年)以来、毎年20人を超える新たなHIV感染・エイズ患者が報告されています。

 

これまで、札幌都市圏が北海道の報告数の過半数を占めていましたが、平成22年(2010年)は、札幌市の新規HIV感染者数9人、新規エイズ患者0人で、北海道新規報告数の43%となっており、昨年は地方での報告数が目立っています。

平成22年末の札幌市のHIV感染者の累計は112人、エイズ患者の累計は61人、合計173人となっています。

 

日本全国では平成22年の新規HIV感染者数は1,050人で累計が12,623人。新規エイズ患者数は453人で累計が5,787人となっています。